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CSTが気候変動枠組条約締約国会議 (UN COP21) の目標に向けてリーダーシップを発揮

筆者:Elias Witman | Jan 25, 2017

Cell Signaling Technology (CST) は、2015年のCOP21パリ協定で設定された自主目標を達成するために、当社の温室効果ガス (GHG) の排出を削減するための計画を策定しましたので、ここに誇りを持って発表させていただきます。環境保全、慈善活動、エネルギー管理、持続可能なパッケージングの支援を通じて環境に対する長年のコミットメントを行う企業の一員として、私たちはCOP21の気候目標を満たすための独自の行動を取りたいと考えました。CSTは、2016年11月にモロッコのマラケシュで開催されたCOP22国連気候変動会議と同時に行われたCSTグローバルリーダーシップ会議で、これらの計画を採択しました。

2015年のパリ協定は、世界の気温上昇を2°C未満に保つためにGHGを大幅に削減しようと、195ヶ国が初めて集まって全会一致で決めた、非常に重要な協定でした。  COP21は、気候変動の差し迫った危険性を世界規模で認識した記念すべき会議であり、GHG排出と戦うための世界的規模のアクションプランを設定するという歴史的勝利を収めましたが、これらの気候目標を実際に達成するプロセスには、政治指導者、中央および地方政府、民間企業による実施など、多大なコミットメントが必要です。

これらはGHG排出量を制限するための自主的な対策であるため、従うべき青写真はまったくありません。従って、当社の持続可能性および企業の社会的責任のチームは、最初はUN NAZCA (Non-State Actor Zone for Climate Action) に名前があったバイオ製薬企業が採用している気候目標を基準にしてベンチマークを行いました。この分野の企業がどのような行動を取っているかをより良く理解したうえで、当社では米国政府の2015年の気候行動計画を調査し、毎年の削減を重ねることでより大きな目標を達成する方法を検討しました。  

オバマ政権によって確立された気候目標と、バイオ製薬会社による行動計画を元にして、当社の気候に関する目標値は、2025年まで毎年3%のGHG削減と設定されました。この目標は、国連のScience-Based Targets (科学根拠に基づく目標) イニシアチブと足並みを揃えています。さらに、世界自然保護基金は、大企業各社がCO2を2010年のレベルから1.2ギガトン削減するために協力し合うことを支援するプログラムとして「3%ソリューション」を承認しています。2020年までに1.2ギガトンを削減することは、COP21の目標である地球の気候変動を2°C未満に抑えるという目標を達成するために必須の基準です。これらの年間削減を2025年まで継続することで、当社の気候への取り組みが拡大し、CSTが現在、ユーティリティ消費、廃棄物の流れ管理、および輸送プロファイルに対して設定している10年間の持続可能性目標に沿うものとなります。

この3%目標を達成するために、CSTはエネルギー消費量を215,070 kWh (キロワット時) 削減する必要があり、これは大気からCO2を135トンなくすことに繋がります。当社の持続可能性チームは、施設全体の空調設備や照明の変更、緑化事業、さらに代替エネルギープロジェクトへの資金提供まで、このエネルギー目標を達成するためのいくつかのプロジェクトと手段を決定しました。2017年には、当社はマサチューセッツ州ビバリーの製造施設にLED照明を設置することで、エネルギー削減目標の約75%を達成したいと考えています。LED照明は約50,000時間持続するとされおり、標準的な小型蛍光灯の電球寿命6,000時間と比較するとエネルギー効率が良いことから、このプロジェクトは電力会社からの助成金が一部受けられます。215,070 kWhのエネルギー削減を完全に達成するために、CSTはグリーン電力証書 (REC : Renewable Energy Certificates) を購入し、2017年目標を達成するために必要な排出量残量を補う予定です。

当社の2025年の持続可能性目標がより明確になったら、エネルギー削減のための取り組みにより多くの資金を提供し、化石燃料からの脱却に向けてさらに大きく前進していきたいと考えています。当社の二酸化炭素排出量を削減し、より高いレベルの持続可能性を実現するためには、より多くのリソースと従業員の参加が必要です。CSTが2015 COP21パリ協定の目標に沿った行動を取ると決めたことは、将来の世代と地球全体にとって正しい一歩を踏み出したことであると信じています。さらに、私たち全員が関係するこの重要な問題について、他のバイオ製薬会社や民間企業が私たちと一緒に進んで行くことを期待しています。 

「パリ協定をうまく乗り切るには、民間企業が100%参加することが必要です。リスクとチャンスがさらに明白になってきている今、私たちは企業の持続可能性のペースと気概を高めていかなければなりません。 私たちは、交渉から実施へと動き、私たちが住みたい世界を創造するために、一体となったグローバルコミュニティとの団結を維持し続ける必要があります。」

- Lise Kingo、UNグローバル・コンパクト執行役員
https://www.unglobalcompact.org/news/2751-12-12-2015

 

 

 

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