CSTブログ: Lab Expectations

Cell Signaling Technology (CST) の公式ブログでは、実験中に起こると予測される事象や実験のヒント、コツ、情報などを紹介します。

免疫蛍光染色:次の実験を始める前に確認すべき3つのポイント

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特異性、一貫性、最適化されたアッセイ条件は、常に信頼性の高い免疫蛍光 (IF) 染色の結果を確保するために役立つ3つの重要な要素です。そこで、実験を開始する前に、ご自身に次の3つの質問をする必要があります:

  • お使いの抗体は特異的ですか?
  • お使いの抗体のプロトコールは最適化されていますか?
  • お使いの抗体は一貫して機能しますか?

それでは順番にそれぞれを見てみましょう…

1. お使いの抗体は特異的ですか?

ウェスタンブロットで特異的なバンドが検出されても、その抗体が免疫蛍光染色でも同様に特異的に機能するとは限りません。IFで使用するために承認されたCSTの抗体はすべて、適切な標的細胞または組織モデルシステムで正しい細胞内局在性を検証するなど厳格な検証プロセスを受けています。

IF検証イメージ

結果:CSTの抗体の特異性は、適切な細胞内区画において目的の標的を確実に検出し、この標的が存在しない細胞では検出されないことで実証されます。

2. お使いの抗体のIFプロトコールは最適化されていますか?

CST製品をご利用頂き、プロトコールの最適化に費やす時間と試薬を節約しましょう。CSTは、お客様に代わりIFプロトコール用の固定や透過化処理、最適な抗体の希釈などの条件をすでに決定しています。

IF検証

結果:固定や透過化に用いる試薬を最適化することにより、結果を大幅に改善することができます。

3. お使いの抗体は一貫して機能しますか?

プロジェクトの全期間にわたって信頼できる試薬を選びましょう。CSTは、その性能が以前のロットと同等であることを確認するために、新しいロットの抗体をすべて試験します。

IF検証

結果:厳格な試験によって、ロット間の一貫性を確保します。

お客様の抗体はいかがでしたか?

3つのすべての質問への回答がすべて「はい」であれば、お使いの抗体はお客様の実験をサポートし、安心して研究を進められるでしょう。そうでない場合、別の抗体オプションを探したいとお考えになるかもしれません。いずれの抗体を選択しても、CSTのテクニカルチームはお客様の実験の設定やトラブルシューティングをいつでもお手伝いいたします。また、IFやその他の用途について、弊社が提供する抗体の検証方法の詳細については、こちらをご覧ください。

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IFを成功させるためのヒントやプロトコールの重要な9つのステップを掲載したIFガイド (日本語版) も併せてご参照ください。またこの投稿で、IF検証の別の例もご覧いただけます。

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