CSTブログ: Lab Expectations

Cell Signaling Technology (CST) の公式ブログでは、実験中に起こると予測される事象や実験のヒント、コツ、情報などを紹介します。

自動染色へ切り替えますか?CSTがサポートします

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IHC実験を手動から自動装置に移行した経験のある方なら、このプロセスに手間がかかることをご存じかもしれません。簡単に行えることではありません。そこでCSTは、IHC Leadership in Automationイニシアチブを発表することになりました。この厳格な検証イニシアチブでは、私たちがこれまでに行ってきた徹底した製品の検証試験を拡張することで、CST製品をCST推奨の手染めプロトコールとだけでなく、自動染色装置でも使用できるようになり、お客様がアッセイの移行とプロトコールの最適化に費やす時間を削減することを目指しています。

Leica Bond Rx用に検証されたCST抗体

まず始めに、CSTの自動IHCグループは、がん免疫の主要な抗体について、Leica社のBond Rxによる検証と最適化に取り組んでいます。この自動染色装置を選択したのは、CST製品を愛用する研究者からの推薦があったからです。一部の製品は検証と最適化を終えており、Leica® Bond™用のプロトコールは製品ページに掲載されています。条件をBond™ソフトウェアに入力し、推奨希釈率で希釈した一次抗体希釈液をセットすれば、自動染色することができます。

一度ソフトウェアに条件を登録してしまえば、お客様のラボで十分に検証・自動化されたIHCプロトコールを使い始めるのに必要なのは、クイックな品質管理チェックだけです。いちからBond™プラットフォームで完全な最適化を行うことと比べると大幅に手間が省けます。ご自身で最適化する場合、何十枚ものスライドを作成し、高価な試薬や一次抗体を消費しながら最適な希釈率を決定するために何回も染色を行わなければなりません。CSTが推奨するIHC用抗体は、業界をリードする特異性と感度を有していますが、自動化プロトコールにより、これまで以上に早くデータを取得することができるようになります。

Leica BOND用の免疫組織化学染色プロトコール

もちろん、700を超えるCSTのIHC推奨抗体のLeica® Bond™プラットフォームでの検証は一夜では成し得ません。ご使用のIHC推奨抗体がまだ自動染色装置で検証されていない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。検証試験が進行中か、今後行われる予定があるかどうかをお答えいたします。直近で試験の予定がない場合も、お客様の研究室で迅速かつ正確に試験できるようにサポートいたします。

自動化IHC

私たちは自動化IHCの経験を積むことで、他の自動染色装置を使用するお客様へのサポートも改善できると考えています。ぜひ、テクニカルサポートにお問い合わせください。多くの場合、別の自動染色装置でCST抗体を使用したお客様のプロトコールやデータ等の情報があります。そうでない場合も、文献情報等から他のプラットフォームで検証するための技術的サポートをご提供いたします。

私たちは、Leica® Bond™プラットフォームで検証済みのプロトコールをより多くご提供していきます。CSTのIHCチームは手動と自動を問わず、お客様のIHC実験のトラブルシューティングに全力を尽くしています。何より私たちの望みは、お客様にCSTのIHC推奨抗体を可能な限り手軽にご使用いただき、できるだけ速く論文品質のデータを得ていただくことなのです。

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