CSTブログ: Lab Expectations

Cell Signaling Technology (CST) の公式ブログでは、実験中に起こると予測される事象や実験のヒント、コツ、情報などを紹介します。

マルチプレックスIHCを用いた、がん微小環境における骨髄球系細胞媒介性の免疫抑制の特性解析

詳細を読む
投稿一覧

免疫チェックポイント阻害剤の多様ながんに対する免疫療法薬剤としての臨床的検証は、がん免疫療法分野を革新しました。これまで治療不可能であった腫瘍患者の予後が大きく改善された一方、患者全員がこのような薬剤に反応したわけではありませんでした (1)。抗腫瘍免疫応答の力を利用するためには、腫瘍微小環境 (TME) における免疫調節状況を深く理解する必要があります。これにより、新しい治療標的や潜在的なバイオマーカーを同定し、治療効果の予測が可能となるのです (2, 3)。 

CSTの mIHCアプリケーションノートと研究発表ポスターでは、FFPE組織サンプルを用いて骨髄球系細胞によって媒介される免疫抑制を解析する際の、mIHC用の抗体選択やプロトコール、技術ノウハウを 紹介しています。

 Myeloid Immunosuppression mIHC Application Note

mIHCアプリケーションノート 研究発表ポスターをダウンロード

参考文献

1. Sharma, P. and Allison, J.P. (2015) Cell 161, 205–214.

2. Mahoney, K.M. and Atkins, M.B. (2014) Oncology (Williston Park) 28 (suppl 3), 39–48.

3. Elliott, L. A. et al. (2017) Front Immunol.

最近の投稿

500種類以上の抗体を提供:Simple Western検証済みCST抗体で発見を加速

2022年以来、Cell Signaling Technology (CST) はBio-Techne社と協働し、Bio-Techneブランドである...
Chris LaBreck, PhD2024年10月23日

Menin-KMT2A阻害剤:急性骨髄性白血病 (AML) の有望な治療法

成人の急性白血病の約80%を占める急性骨髄性白血病 (AML) は、クローン性造血幹細胞および前駆細胞の無秩序な...
Homa Rahnamoun, PhD2024年10月16日

CST創立25周年:抗体と革新を支え続けた四半世紀

今年、CSTは創立25周年を迎えます。この重要な節目を祝うとともに、研究用試薬業界がこの四半世紀でどのように...
Alexandra Foley2024年9月24日
Powered by Translations.com GlobalLink Web SoftwarePowered by GlobalLink Web