免疫チェックポイント阻害剤の多様ながんに対する免疫療法薬剤としての臨床的検証は、がん免疫療法分野を革新しました。これまで治療不可能であった腫瘍患者の予後が大きく改善された一方、患者全員がこのような薬剤に反応したわけではありませんでした (1)。抗腫瘍免疫応答の力を利用するためには、腫瘍微小環境 (TME) における免疫調節状況を深く理解する必要があります。これにより、新しい治療標的や潜在的なバイオマーカーを同定し、治療効果の予測が可能となるのです (2, 3)。
CSTの mIHCアプリケーションノートと研究発表ポスターでは、FFPE組織サンプルを用いて骨髄球系細胞によって媒介される免疫抑制を解析する際の、mIHC用の抗体選択やプロトコール、技術ノウハウを 紹介しています。
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参考文献
1. Sharma, P. and Allison, J.P. (2015) Cell 161, 205–214.
2. Mahoney, K.M. and Atkins, M.B. (2014) Oncology (Williston Park) 28 (suppl 3), 39–48.
3. Elliott, L. A. et al. (2017) Front Immunol.