CSTブログ: Lab Expectations

Cell Signaling Technology (CST) の公式ブログでは、実験台に向かう時間に期待すること、ヒント、コツ、情報などを紹介しています。

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がんの進行の根源にあるメカニズムを研究するためのツールを提供する企業として、この疾患の被害者支援団体をサポートするボランティアイベントを企画したいと考えました。

このため、ボストンのAmerican Cancer Society Hope Lodge Networkと連携することにしました。この団体は、がんの治療のために遠隔地へ移動する必要のある患者さんに、宿泊地を提供する活動を全国的に行っています。ロッジは、患者とその家族がプライベートなスペースを保ちつつ、コミュニティー独特のサポートや仲間意識の得られる暖かく溶け込みやすい空間となっています。ボランティアはエンターテイメントを提供したり、施設やグラウンドを改善するためのグループ活動を計画したり、食事を作ったりして、雰囲気を活気づかせることが求められます。

私たちはラザニアと、ブロッコリーとジティを添えた鶏肉、ミートボールとサラダというメニューの夕食を作りました。食事の準備が終わったら、私たちもそれぞれお皿を取り、住人と一緒にテーブルについて会話を楽しみました。

ボランティアの1人が、今年2回目の滞在となるご夫妻とお話をしました。このロッジでは奥さんが治療を受ける間、ご主人も一緒に滞在でき、グロスターやキャッスルアイランドなど近辺の観光地を一緒に訪問する機会を得ることができました。別のボランティアは、ご主人が骨髄移植を受けて2階で療養中である女性の、昔の旅の経験の話を聞かせてもらいました。食事後の片づけをしていると、CST社員の1人においしい夕食や、そのほか私たちが行ったことにお礼を述べてくれた男性がいらっしゃいました。この社員は、夕食でこの男性が楽しい時間を過ごしたと知っただけでとても幸せな気分になりました。実際住人もボランティアも、同じように良い時間を過ごしたようです。食べ物も笑いもとどまる所を知らず、私たちが片づけをしている間も住人の方たちは会話を続けていました。ファッジの秘密のレシピを、食器洗い機に汚れたお皿を収めていた2人のボランティアに教えてくれた女性さえもいました。

私たちが結集して戦おうとしている病気の影響を受けた人たちに、ポジティブな経験を持ってもらえるのなら、それが顕微鏡の後ろであってもキッチンであっても、そこから得られる喜びに変わりはありません。

Hope Lodge Bostonの住人やご家族の方々と時間を過ごすことができ、とても光栄でした。どうかお大事に、お見舞い申し上げます。

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来週の投稿は「研究用抗体の歴史」第1回を予定しています。このためウェイバックマシンを稼働準備中です。どうぞお楽しみに!

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