船を造りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに、彼らに広大で無限な海の存在を説けばいい。
- アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
いつの時代にも夢見る人がいます。彼らは、パイオニアと呼ばれる人たちであり、現状に満足せず、もっと大きなもの、もっと良いものを求め突き進みます。
このような人たちのやる気は、教育によって支えられた時、目を見張るような変化を遂げます。教育は、概念を現実に変換するためのツールを提供しながら、彼らに新しい視点から物事をみることを可能にします。夢を持っている人に教育を与え、新しいアイデアをもたらし、地域社会により良い影響を与える可能性は無限大です。
CSTは、そのように固く信じています。なぜなら、自分たち自身が、生物医科学を自分なりの方法で進展させるのに必要なサポートを得るという幸運に恵まれたドリーマーだからです。
地元の学校で科学教育を受けたいという夢を持っていてもそれが叶わない人がいることを知ったことをきっかけに、CSTは、科学奨学金を設立しました。
CSTの科学奨学金:近辺在住の学生の可能性を認識する
この新しい賞金は、4つの10,000ドルの奨学金から成り立っています。これは、科学的専門分野の学位を目指すマサチューセッツ州のノースショア地域の高校3年生に与えられるものです。
経済的なサポートに加え、奨学金受給者は高校の最終学年の夏から大学1年になる前に、夏季インターンシップへ参加する機会が与えられます。
また、受給者には、教育を利用して次世代の学生たちうを後押しするような力を与えたいと考えています。この目的のもとで、科学分野から自分で選んだ話題に関し小学生または中学生向けに話をするという、地域社会奉仕活動に携わることが求められています。
応募者にインタビュー
この奨学金への申請するには、教師またはキャリアカウンセラーからの推薦を受け、GPAスコアが3.0以上であること、経済的なサポートを必要としていること、および/または家族で最初の大学生となる生徒であることが条件になります。申請書には、個人的な小論文、科学教師による成績書および推薦書も含めることが求められました。
応募者とその教師の方々は、Trask Laneの弊社施設に招待され、バイオテクノロジーの世界を垣間見ていただきました。これはCST奨学金委員会 (奨学金設立者Dave Combと5人の献身的なCST社員) と各応募者が対話する良い機会となりました。このとき生徒たちはBradfordアッセイを行うところと、抗体と高倍率の顕微鏡を用いて特定のタンパク質を視覚化するところを見学しました。またバイオテクノロジーのキャリアについて委員に質問ができるよう、十分な時間を取りました。
勝者を選択する
委員会のメンバーは、その後、優秀な候補者の中から4人の奨学金受給者を選抜するという困難な作業に入りました。これには成績証明書、推薦状、課外活動、個人的な作文の検討が含まれました。結論を出すのは大変難しかったのですが、最終的に次の方々が選抜されました。Jonathan Denman (Gloucester)、Ismael Aquino (Lynn)、 Shannon Silva (Peabody)、Trevor Liimatainen (Salem)
この意義ある新しい取り組みに今年ご参加いただいた生徒やその親御さん、そして教師の皆さん、ツアー中にラボ内のスペースを準備してくれた社員の皆さんに、CST奨学金委員会よりお礼申し上げます。
奨学金の受給が決まった皆さん、おめでとうございます。広く終わりの見えない海への憧れを決して失わないでください。そしてCSTは、皆さんが新しく大きな可能性のある海にたどり着くのを楽しみにしています。