CSTブログ: Lab Expectations

Cell Signaling Technology (CST) の公式ブログでは、実験中に起こると予測される事象や実験のヒント、コツ、情報などを紹介します。

ウェビナー:神経変性疾患のための免疫標識

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神経変性疾患のための免疫標識

この2部構成のウェビナーでは、MITのピコワー研究所のLi Huei Tsai博士と、ここCSTの開発担当科学者であるRaphael Rozenfeld博士を特集します。Tsai博士は、モデリングシステムと免疫標識およびイメージング手法を併用して、アルツハイマー病の謎を解き明かす方法について説明します。Rozenfeld博士は、CST抗体が厳格な検証を経て発売に至ることを、特に神経科学のポートフォリオに重点を置いて説明します。下記の抄録をご確認いただき、ボタンをクリックしてエキサイティングなプレゼンテーションをご覧ください。

アルツハイマー病の分子病理学を解読: 
Li-Huei Tsai, Ph. Dマサチューセッツ工科大学、学習と記憶のピコワー研究所所長、神経科学のピコワー教授

アルツハイマー病では、多量のアミロイド沈着やタウオパチーなどの典型的な病理学的特徴を示します。脳の患部領域では、反応性アストログリオーシス、神経炎症応答、血管病変が観察され、ニューロンやシナプスの消失も顕著にみられます。アルツハイマー病を研究するために、様々なマウス系統が作成されてきましたが、そのモデルの多くは、同疾患の決定的な病理学的特徴の一部を示します。このウェビナーでは、アルツハイマー病のトランスジェニックマウスモデルの利用に関して解説し、従来の免疫組織化学的な手法と、全脳の画像化を可能にする新たな組織処理方法の両方により、病理学的特徴を評価します。これら免疫標識法により、アルツハイマー病の分子的な神経回路メカニズムの解析を進めることができます。

The Use of Highly Validated Antibodies to Study Neurodegenerative Disease: Raphael Rozenfeld, Ph. D.

Cell Signaling Technology (CST) 社は、神経科学関連製品についても、高品質かつ厳密に検証された抗体を作製する使命を持っています。私たちは、科学者の現在および将来の研究に最も関連する標的の選択から、抗体を慎重に検証するためのモデル構築、標的に関連する様々な実験手法で使用可能なready-to-use抗体の調製に至るまで、総合的なアプローチを実践しています。神経科学関連製品のポートフォリオには、細胞タイプマーカー、細胞内コンパートメントマーカー、および特定の細胞状態のマーカーに対する抗体、重要な神経伝達物質に対する抗体、さらにアルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病、ALSなどの神経変性疾患分野で成長している製品ラインが含まれます。私たちの最先端の抗体開発技術により、様々なAmyloid-betaペプチドやTauのリン酸化など、疾患研究に関連するタンパク質に対する高感度かつ特異的な抗体を作製することが可能になります。本ウェビナーでは、神経科学者の研究活動を支援するCSTの既存製品、および今後発売予定の製品について説明します。

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