CSTブログ: Lab Expectations

Cell Signaling Technology (CST) の公式ブログでは、実験中に起こると予測される事象や実験のヒント、コツ、情報などを紹介します。

ペダル、電車、スニーカー:CSTの代替通勤法

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自動車、炭素排出量、そして地球温暖化の相関関係の連鎖関係の統計は聞いたことがあると思います。通勤にカープーリング (相乗り) や公共交通機関を利用した方が環境に優しいのは当然ですが、多くの場合、それが私達にとって最も便利な手段であるとは限らず、バスや電車の接続していない地域に住んでいる人もいます。

しかし、アメリカでは自動車の温室効果ガスの排出が1年で17億トン1にも上ることをご存知でしょうか?1トンの二酸化炭素の排出で、一階建てのランチハウス一軒がいっぱいになると言われています2。17億軒ものランチハウスが、空中に浮かんでいるのを想像してみてください。通勤は地球に悪影響を与えるだけではありません。近年イギリスで行われた研究で、長時間の通勤は不安、血圧上昇、鬱や肥満のリスクにつながることが分かっています3

炭素排出量や高速道路の渋滞を抑え、従業員の福利を促進するため、CSTは代替移動手段計画 (ATP) を立てました。2012年に始まったこの計画で、環境、社会目標を実現を目指しています。このため、カープーリングの促進、公共交通機関利用への補助金配布、より自転車を利用しやすい施設への改築を行っています。ATPは弊社米国事業所への個室方式の通勤を制限し、CSTの社風に、持続可能性の面で大きな影響を与えています。

環境への影響に関して、CST従業員がATPを遵守することで、2014年には194,000マイル分の自動車通勤を減らすことに成功したと見積もられています。これは世界を自動車で8周するのに相当します!時には渋滞中のルート128をカープーリング仲間と歓談しながら移動し、時には電車で本を読んだり仕事をし、時には北駅からチャールズ川沿いを自転車で走ったりと、週間労働時間に小さな変化をつけることもできます昨年は98人の従業員がATPに参加しました。2014年全体で5,900もの代替移動手段を取り、88トンもの二酸化炭素排出量を削減することができました。  CSTの革新的な移動手段計画は、マサチューセッツ州通勤オプション優秀賞 (Mass-ECO) で、2013-2015年の最高水準として認められました。

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2015年、マサチューセッツ州は記録的な降雪と極寒で始まりましたが、この厳しい冬の間もCSTは自転車、徒歩、カープーリングによる通勤に努めました。季節ごとの自転車通勤者や徒歩通勤者は春季から夏季に増加しますが、CSTではこの時期20名以上の自転車通勤者がみられます。マサチューセッツ州自転車通勤チャレンジでは、高速道路や脇道の大変な障害にもかかわらず、CSTの自転車通勤者は同規模の会社の中で3位となりました。 2015年の自転車通勤チャレンジでは、部門で2位、マサチューセッツ州で7位となりました。 CSTの38人の「セルサイクラー」は、その多数がボストンからの全行程を自転車で走り、総計2,691マイルを記録しました。

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代替移動手段は地球と個人の健康に役立つだけでなく、CSTの米国施設におけるATPは従業員に独自の恩恵を与えるシステムを開発しました。代替移動手段を利用した従業員には段階的ポイントシステムが適用されます。カープーリングか公共交通機関を利用した場合は1点、徒歩か自転車を利用した場合には2点を得ることができます。620人のCST従業員は、1年に最大2回「グリーンデイズ」と呼ばれるボーナス休暇を取ることができます。あるいは、ポイントを様々やレベルで現金報酬に換えることもできます。このシステムは雨の日でも自転車で通勤するモチベーションとなり、同時にグリーンポイントの「リーダーボード」を登る競争心を掻き立てる結果にもなります。

CSTの米国事業所は大都市にあるわけではなlく、自転車や公共交通機関を利用した通勤は容易ではありません。それにもかかわらず、CSTでは自転車通勤者が増加し、米国全体の傾向の一部と捉えられています。ガソリン価格の上昇、運動の意欲の向上、ラッシュアワーの渋滞回避のため、自転車通勤者が増え、その数は2000年と2013年の間に62%も伸びました4。自転車通勤の意欲がわかない場合でも、週1回全員がカープーリングを利用することで、主要都市の交通量を20%減少させ、ガソリン代を節約することができます。

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代替移動手段の促進に加え、CSTはLEFE (低排出量高燃費効率) 車の駐車スペースを優先的に割り当て、また高速道路の平均燃料効率が45 mpg5 (Miles per gallon) の自動車の購入を対象に、1,000ドルの補助金助成金を提供しています。現在、CSTの50人以上の従業員が低燃費自動車、ハイブリッド自動車、電気自動車で通勤することを宣言しています。

春季から秋季にかけて月に2、3回程度の自転車通勤をしてみませんか?あるいは週1回、同僚とカープーリングによる出勤をしてみませんか?これはあなたが考えるほど難しいことではなく、この機会は間も無くあなたのルーチンの一部になるでしょう。さらに良いのは、同僚と共に年間チャレンジを設定し、代替移動手段への取り組みをレベルアップすることです。

詳細は、CSTの企業の社会的責任ページをご覧ください。

 

参考文献:

1. The standard has been raised to 45 mpg for the remainder of 2015

2. League of American Bicyclists “Bike commute data released” http://bikeleague.org/content/updated-bike-commute-data-released

3. US Department of Energy “Reduce climate change” https://www.fueleconomy.gov/feg/climate.shtml

4.  Chido, Jenifer “ What does a ton of CO2   look like?” http://buildingenergy.cx-associates.com/2012/06/what-does-a-ton-of-co2-look-like/

5.  Office for National Statistics “ Commuting and personal well-being” http://www.ons.gov.uk/ons/dcp171766_351954.pdf

6.   Eco-friendly driving and other sustainable lifestyle tips https://www.bankrate.com/insurance/car/eco-friendly-driving/

Elias Witman
Elias Witman
Elias Witmanは、Cell Signaling Technologyの元サステナビリティプログラムマネージャーです。Eliasは、MassBio社のSafety, Environment, and Facilities working groupのco-chairであり、同社のグループ会社の施設管理、EHS、サステナビリティに注力しています。

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