CSTブログ: Lab Expectations

Cell Signaling Technology (CST) の公式ブログでは、実験中に起こると予測される事象や実験のヒント、コツ、情報などを紹介します。

生きた海岸を取り戻す:Salem Sound CoastwatchとCSTのボランティア活動

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サステナビリティと地球への貢献は、Cell Signaling Technology (CST) のDNAに刻み込まれた使命です。今や気候変動の影響は、遠く離れた氷河や手付かずの自然を見に行くまでもなく、身近なところで感じることができます。弊社は、サステナブルな事業への取り組みの一環として、排出量の削減や資源の保全、環境非営利団体への支援、個人単位での行動の促進に注力しています。研究室での仕事以外の時間を使って、しばしば弊社のグローバルオフィスが主催する環境や地域社会のためのボランティア活動に参加しています。 

最近では、マサチューセッツにある本社が地元の非営利団体であるSalem Sound Coastwatch (SSCW) のボランティアデーに参加しました。この団体は、マサチューセッツのセーレムサウンドとその流域の環境を保護し、改善することを使命として活動しています。

グローバルに考え、ローカルに行動する

SSCWは、セーレムサウンド流域における科学研究やモニタリングの促進、市民に対する自然環境への感謝の気持ちを高める教育、環境資源の責任ある管理を強化するための官民セクターと協力した活動などを行っています。

 

ボランティアデーでは、セーレムサウンドの海岸侵食を防ぐために、SSCWと現地のCST社員が海岸線に800本のソルトマーシュグラス (塩生植物) を植えました。また、植物の本来の生息環境を取り戻すため、侵略的外来種を除去しました。 

「海の高さは確実に高くなっています。必然的に、波も高くなっているため植物は成長できません。」と、SSCWのExecutive DirectorであるBarbara Warren氏は述べています。新しく植えたソルトマーシュグラスが砂地に根を張るにつれ、バリアのような役割を果たし、高さを増した波や海岸侵食の脅威から地域社会を保護してくれます。 

Cell Signaling TechnologyとSalem Sound Watershedのボランティアデー

CSTのボランティアが、マサチューセッツのセーレムサウンドにソルトマーシュグラスを植えています。 

「気候変動への対策を始めないといけません。」と、Barbara氏は続けます。「わずか9メートルの範囲であっても、このソルトマーシュグラスがある生きた海岸は、打ち寄せる波の威力を軽減することができるため回復力が高まります。しかし、土地は広大であり、他にも多くのプロジェクトを抱えています。私たちが3人でこの作業を実施するとなれば、何週間もかかることでしょう。」

CSTのボランティアは、数時間でその日の目標を達成し、地域規模での気候変動の影響の軽減に貢献できたという達成感を得ました。

CSTのサステナビリティへの取り組み

弊社は、科学者として、気候変動の危機を緩和するためには身近なところや世界規模での行動が必要であると考えています。ライフサイエンス業界で模範を示し、事業活動や地域社会、そして世界規模でサステナビリティへの取り組みを推進することにより、地球にとってポジティブな変化を生み出すことの真の意味を伝えることができることを誇りに思います。また、創立30周年となる2029年までに炭素排出量ネットゼロを達成するという、野心的で科学的根拠に基づいた気候目標を掲げています。

今年、CSTはライフサイエンス企業として初めて環境団体である1% for the Planetの一員となり、環境パートナー団体のネットワークに年間総収益の1%を寄付しています。もちろん、弊社は1% for the PlanetにSSCWを紹介し、現在ではSalem Sound Coastwatchは環境パートナー団体の1つとなっています。 

抗体やキット、サービスなどをCSTでご購入いただくと、研究しながら地球上で最も差し迫った環境問題に対する弊社の取り組みを支援することができます。

 

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Anthony Michetti
Anthony Michetti
Anthonyは、コンサルティングやエンジニアリングの会社、大学などで15年以上の経験を持つサステナビリティのリーダーです。気候変動と闘い、地球の健康の改善に、最大のインパクトを与える仕事をしています。生まれも育ちもマサチューセッツ州ナンタケット島であり、環境科学分野で学士号と修士号を取得しました。

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