CST Tech Tipsプレイリストに加わった新しいビデオをチェックしてください!今回のTech Tipsでは、当社のChIPチームに対してお客様がよく尋ねられる、プロトコールに関する次の質問を取り上げます:クロマチン免疫沈降 (ChIP) ではどのぐらいの量の抗体を使用すべきですか?抗体の量が多ければ多いほど必ずしも良いとはかぎりません。このビデオでその理由を知ることができます。
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ChIPアッセイではどのぐらいの量の抗体を使うべきですか?Cell Signaling TechnologyChIPグループ上級研究員のFang Chenです。CST Tech Tipsをお届けします。
ChIPアッセイに用いる最適な抗体量は、個々の抗体の親和性、感度、特異性によって異なります。抗体量は多いほど良いとは限りません。
このタイトレーションのデータから分かるように、抗体量は多過ぎても少な過ぎてもChIPシグナルが減少します。ほとんどのChIP検証済み抗体の場合は、0.5-2 µg使用することで最適なS/N比が得られます。
CSTの社内検証では、当社ChIPチームの研究者が10 µgのクロマチンを用いたIPでタイトレーション実験を行い、抗体の最適希釈率を決定して皆様にこの情報を提供しています。
IPの容量と抗体量の比を守るより、クロマチンの質量と抗体量の比を守ることが重要です。例えば、CSTは1回のIPにつき、10 µgのクロマチンDNAを用いることを推奨していますが、10 µg未満のクロマチンDNAを用いる場合は、使用する抗体量も比例的に減らしてください。
CSTが推奨する各IPの容量は500 µLです。より大きな容量で等量のDNAをIPする場合、抗体量を追加する必要はありませんが、より長時間にわたってインキュベーションすれば、反応濃度の低さがある程度相殺される可能性はあります。
IgGなどのコントロール抗体の場合は、公平な比較ができるよう試験する抗体と同等の量を使用してください。
ご視聴ありがとうございました。Cellsignal.comの各抗体の製品ページで、全てのアプリケーションの完全なプロトコールをご確認いただけます。
抗体やプロトコールに関するご質問がある場合は、cellsignal.com/supportからお気軽にお問い合わせください。
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実験の成功をお祈りします!