CSTブログ: Lab Expectations

Cell Signaling Technology (CST) の公式ブログでは、実験台に向かう時間に期待すること、ヒント、コツ、情報などを紹介しています。

こちらはCell Signaling Technologyです – CST製品科学者とのQ&A

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Cell Signaling Technologyの従業員は、仕事熱心な科学者、アーチスト、自然愛護者、スポーツファンといったユニークな人の集まりです。みんな違いはあっても、同じ目標に向かっています。それは熱心な科学者たちが、刺激的で家族にやさしい環境の中、可能な限り良質な製品を作るということです。基礎研究とトランスレーショナルリサーチの両方深く関わる、有用で再現性の高い製品を作るという企業理念を達成するため懸命に働いています。私たちの仕事が、新しい発見や疾患のより深い理解につながれば幸いです。このために、私たちは自分のルーツを忘れることはありません。弊社開発チームや生産チームの多くは、外部の科学者と共同研究を行ったり、週1回の専門家との対話の席を設けるなどの活動を行っています。また、顧客と交流して顧客ニーズを理解し、何が機能し何が機能しないかを明らかにすることに注力しています。さらに、地域社会への関与も続けています。CST社員の80%以上がボランティア活動への参加や、社会、環境、教育 (公立学校) 助成金を交付する委員会活動への参加を行っています。

今後、定期的に弊社従業員をクローズアップしていきます。これにより、CSTの実態や弊社が行っていることを知っていただければ幸いです。大学院進学を考えている大学生、科学に関心のあるコンピュータープログラマーやウェブデザイナー、バイオテクノロジーのキャリアを求めるポスドク研究員、または環境や社会問題にご興味のある皆さん。このブログによりバイオテクノロジー業界でのキャリアへの関心が高まってくれれば幸いです。疾患の機構を理解し、治療法を見つけるという共通の目標達成に向け、共に進んでいきましょう。お使いいただいているCST製品を作りサポートする人をご紹介します。 

今週は、製品グループの製品科学者であるSrikanth、別名「Streek」に登場してもらいます。Srikanthは全ての新製品と、Aktや細胞骨格領域の既存製品の新ロットの、品質管理責任者です。またテクニカルサポートも担当しており、お客様と直接お話しして実験のレビューを行い、最適な結果が得られるためのトラブルシューティングを行っています。Srikanthは分子生物学の博士号を取得しており、細胞生物学および分子生物学、特にAktシグナル伝達の専門家です。

1. 卒業論文のタイトルは?

昆虫の成長におけるエクジソンとインスリンシグナル伝達経路のポジティブクロストーク

2. どこで学位を得ましたか?

ノースイースタン大学のWendy Smith博士の研究室です。

3. CSTに入社して何年になりますか?

3年です。

4. CSTでの職務は?

製品科学者です。Akt抗体すべてと、アクチンと微小管の制御、接着結合の研究用製品の生産管理を担当しています。また顧客のテクニカルサポート、学会参加も行っています。製品やカスタマーサポートを改善するための製品会議にも多く参加しています。

5. CSTでのキャリアを選んだ理由は?

シグナル伝達、特にインスリン受容体とAktシグナル伝達にとても興味がありました。細胞の一部がお互いに連絡をとりあったり、細胞が他の細胞とも連絡を取り合ったりしているって考えるとすごいなと思って。複雑に重なり合い、交差するシグナル伝達経路を紐解いて行くのが面白いと思います。かつて、既存のモデルシステムを利用しない仕事をしていて、良い研究ツールがなくては、良い科学的な知見を得るのは本当に大変だなと実感しました。だからより良いツールを作る仕事というのは、科学に貢献するためにとても良い方法だと思います。自分の学位論文でCSTの抗体を多数使用し、CSTという会社とその製品へ関心が高まりました。

6. CSTに勤めて良かった点は?

CSTの素晴らしい人たちと一緒に仕事ができることを本当に嬉しく思います。知的なだけでなくとても親切で話しやすく、おかげで職場環境がより楽しいものになっています。

7. これまでのキャリアで最もやりがいを感じたことは?それはCSTでですか?

キャリアはまだ始まったばかりですが、博士号を取ることができたのがこれまでに最も満足感を感じたことです。CSTチームに入ることができ、この機会に大変感謝しています。CSTでより良い抗体や研究ツールを作り、他の人の仕事に役立つというのは、科学へ貢献する良い方法だと思います。テクニカルサポートでは、顧客と直接関わることで、助成金の締め切りや、PI審査、学位審査の締め切りなどの状況も踏まえて、トラブルシューティングをお手伝いできることにやりがいを感じています。

8. 趣味は何ですか?

  • ポップカルチャーなら何でもです (映画、音楽、テレビ、本)
  • 80年代の音楽 (音楽は特に楽しいので特記しておきます)(これに対するベイメートからの同意は得られないかもしれませんが)
  • 地元チーム、特にBoston Red SoxとNew England Patriotsのサポート
  • 料理を習うこと
  • 子供がいるので、子供たちがしていることは私の趣味になります (現在はレーシングゲームとskee-ball)

今後1年間で、SrikanthのようなCSTの社員に他にも登場してもらい、社内での役割、興味のあること、やり遂げたことなどを話してもらいます。これによりCSTに浸透している企業哲学を感じ取っていただき、またなぜCSTが製品の品質、テクニカルサポート、マーケティング素材を強調しているか、お分かりいただけると思います。ご不明な点があればお気軽にご連絡ください。 お問い合わせはこちら

Chris Sumner
Chris Sumner
Chris SumnerはLab Expectationsの主任編集者でした。疾患治療についての読み書きをしていないときは、森の中をハイキングしたり、ギターを弾いたり、世界で一番のロブスター・ロールを探したりしています。

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