DNA損傷ががんのリスクを高めることはよく分かっているもののエピゲノムやクロマチン構造の変化も同様に重要です。DNA損傷は、損傷部位周辺のDNA結合タンパク質の再配置を引き起こし、クロマチン構造の局所的かつ一時的な変化を引き起こします。しかし、DNAの損傷と修復が繰り返されると、エピゲノムの永続的な変化をもたらし、それによってがんなどの疾患の発症を促進する可能性があります。本ウェビナーでは、クロマチンの修飾を担うタンパク質を標的とすることにより、どのようにしてがん治療に効果的な新しい治療法を開発することができるかを検討します。
ウェビナーでは、スピーカーは以下についてお話しします:
- コピー数増加に起因した腫瘍形成とゲノム不安定性の機序
- ゲノム不安定性と腫瘍形成を引き起こす、様々なDNA損傷の形態
- ゲノム不安定性の理解が、がん治療の進展にどのように寄与するか
- ライブブロードキャスト中は、皆様からのご質問にお答えしています
演者:
Mark J. O'Connor, Ph.D.
AstraZeneca
Cambridge, UK
Johnathan R. Whetstine, Ph.D.
ウェビナー視聴後は、Cell Cycle, Checkpoint Control and DNA Damageに関するページもぜひご覧ください。