CSTブログ: Lab Expectations

Cell Signaling Technology (CST) の公式ブログでは、実験中に起こると予測される事象や実験のヒント、コツ、情報などを紹介します。

International Women’s Day:CSTのSTEM分野の女性たち

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今日はInternational Women's Day (国際女性デー) です。世界中の女性の社会的、経済的、文化的、政治的な功績を称えるために制定された日です。また、男女平等の実現には、依然として前進が必要であることを省みる日でもあります。ライフサイエンス企業であるCSTにとって、STEM分野における女性たちの貢献を振り返り、これまでの歩みを祝福し、労働における男女平等を推進し続けるための戦略を考える時間を持つことは重要です。

今回の記事では、CSTの素晴らしい女性たちに、STEM分野での経験やキャリアで得た教訓、そして今年のInternational Women’s Dayのテーマである「#EmbraceEquity (公平を受け入れる)」についてどう考えるかについて詳しく伺いました。

CSTの女性の声を称える

Audrey Berenson、理化学サポートグループ、上級研究員
Bin Zhang、Bioinformaticsソフトウエア エンジニア リーダー_V2
Christina Theisgen博士、グローバル製品トレーナー-1
Julia Hillger、テクニカルサポート&価格設定 スペシャリスト
Katie Crosby、抗体アプリケーション&検証、上級ダイレクター
Michelle T. Lassiter、上級HRビジネス パートナー_V2

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CSTのSTEM分野の女性たち:多様性、公平性、包括性に焦点を当てる

CSTは、多様性を受け入れることにより革新が進むと考えていますが、多くのSTEM分野において、女性の割合が依然として少ないことを認識しています。近年、より多くの少女や女性たちがSTEM分野のキャリアを目指すことが奨励されているにもかかわらず、多くの女性が未だ差別や偏見、サポートや指導の欠如といった問題に直面することがあります。National Girls Collaborative Projectによると、現在、米国では労働力全体に占める女性の割合は48%ですが、STEM分野では34%に留まっています。STEM分野の指導的役職に占める女性の割合は約26%に過ぎず、ラテン系、黒人、先住民の女性のすべてを合わせても、米国のSTEM分野の労働者の10%未満です。 

ユネスコ統計研究所のデータによると、世界における女性研究者の割合は30%未満であり、多くの研究から、STEM分野の女性は論文の出版数が少なく、研究に対する報酬が低く、男性ほどキャリアアップしていないことがわかっています。

CSTは、全世界の従業員の50%が女性であり、ビジネスリーダーのうち46%が女性であることを誇りに思います。また、弊社のエグゼクティブ・リーダーシップ・チームのうち、33%が女性です。さらに、研究室の科学者やIT、研究開発チームなどを含む弊社の全世界におけるSTEM分野に特化した労働力では、女性が52%を占めています。 

もちろん、まだ取り組むべき課題はありますが、CST全体、そしてSTEM分野に特化した職種において、女性の登用を進めてきたことを誇りに思います。

CSTにおける女性の活躍支援

CSTにおける女性の活躍支援の方法の1つとして、女性従業員のリソースグループである「RISE (Represent、Inspire、Empower、Support)」があります。このグループの使命記述書にはこう書いてあります。私たちは仲間と共に、組織における女性の登用を促進し、コラボレーションを可能にし、男女平等を達成するための学習を促進するプログラムの提供により、CSTにおいて女性であると自認するすべての人たちを支援し、能力を高めます。

RISEは、CSTの女性同士の社内外ネットワークの構築や平等なキャリアアップの機会の創出、透明性の向上、職場における女性に影響を与える重要な問題について意見するよう鼓舞することに注力しています。昨年の秋には、オフィス全体でオンライン参加できるThe 2022 Massachusetts Conference for Womenを企画しました。2日間の会議には130名以上の世界中の従業員が参加し、2023年に開催される会議のテーマである「リニューアル」「再コネクト」「リセット」に向けた戦略について、重要な議論が行われました。 

また、RISEは職場での交渉、女性のリーダーシップ開発、効果的な自己主張などのテーマに関するワークショップを頻繁に開催しています。これらのワークショップは、CSTの女性だけではなく、全従業員に公開され、職場の女性に影響を与える意識的および無意識的な偏見について、会社全体で認識することに役立っています。これらのワークショップや、多様性を受け入れることに重点を置くことにより、効果的なコミュニケーションを実現し、すべての声が届くように意識した社内コミュニケーションに取り組むことができます。

 

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STEM分野の科学者としての働き方やCSTの活動を紹介した、以下のブログ記事もあわせてご覧ください。

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Alexandra Foley
Alexandra Foley
Alexandra (Alex) Foleyは、複雑な研究を、実世界での応用するための魅力的な物語に翻訳することに情熱を持ったCSTのサイエンティフィックライターです。学部課程で分子生物学と英文学を学習した後のAlexのキャリアーは、ヘルスケアや科学における様々な領域に渡ります。Alexは、多くのトピックスについて学び、刺激的で魅了的なストーリを紡ぐことを楽しんでいます。

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